【買取実績】Pilot / パイロット 万年筆 MARUZEN125 丸善創業125周年 オノトモデル
皆さん、こんにちは。
こちら、査定デスクです。
今回は過去にお買取したレアな買取商品、「Pilot / パイロット 万年筆 MARUZEN125 丸善創業125周年 オノトモデル 14K」をご紹介します。
丸善(MARUZEN)とオノト
丸善は明治2年1月に福沢諭吉の門下生の早矢仕有的氏により創業された、100年以上の歴史をもつ日本の老舗企業です。
「日本の発展と人々の幸福に寄与する」という想いで西洋の知識や文化を輸入しており、日本で初めて欧米万年筆を輸入したことでも有名です。
今回紹介する「オノトモデル」もイギリスの万年筆メーカー「デ・ラ・ルー」社から明治40年より輸入販売していた「オノト」が元になっている万年筆です。
オリジナルの「オノト」は販売当時、夏目漱石や菊池寛など多くの有名作家から愛される万年筆として人気のシリーズでした。
詩人からも愛されており、明治45年に丸善が発刊した「萬年筆の印象と図解カタログ」には北原白秋氏の「ONOTO」という詞が綴られています。
上は以前買取させていただいた丸善による別モデルの復刻版オノト。こちらのオノト、実は少しワケがありまして…記事はこちら。
オノトモデル
デ・ラ・ルー社は1958年に万年筆事業から撤退しており、それと同時に人気シリーズであった「オノト」も廃盤となりました。
日本でも復刻が望まれる人気シリーズということもあり、取引があった過去から丸善が継承し、1994年に復刻版として製作・販売したものがこの「オノトモデル」です。
丸善創業125周年の記念としてわずか1,000本のみの限定生産でした。
キャップを閉めたところ。ブラックのボディにゴールドのリングが3箇所並びます。
オリジナルオノトの雰囲気を感じさせる球体がついたクリップが可愛いデザインです。
ペン先は14Kで柔らかい書き心地です。
商品全長は約142.5mmと一般的なサイズで、キャップはネジ式のためペン先が乾燥せずにしっかりと収納できます。
丸善の復刻モデルということから、ペン先とボディのリング部分には「MARUZEN 125」の文字が刻印されています。
インクはカートリッジとコンバータの両用式で、普段使いしやすい復刻モデルとなっています。
デ・ラ・ルー社のオノトは派手すぎない重厚感と高級感のあるデザインが特徴で、復刻モデルもブラックとゴールドでまとまりのあるボディです。
そんな貴重な限定復刻品である「Pilot / パイロット 万年筆 MARUZEN125 丸善創業125周年 オノトモデル」を買取させていただきました。ありがとうございました。
(担当:板倉)
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