【買取実績】 ConwayStewart / コンウェイ・スチュワート 万年筆 ディンキー550
皆さん、こんにちは。
こちら、査定デスクです。
今回は過去にお買取したレアな買取商品、ConwayStewart (コンウェイ・スチュワート)の人気シリーズ「ディンキー550 14K」をご紹介します。
ConwayStewart (コンウェイ・スチュワート)
コンウェイ・スチュワートはイギリスの万年筆ブランドです。
かつてイギリスで人気を博していた万年筆メーカー「デ・ラ・ルー」に勤めていたトーマス・ハワードとフランク・ジャーヴィスが1905年に設立したのがこのブランドになります。
今回紹介するディンキーシリーズの発表で瞬く間に知名度を上げたブランドですが、経営が悪化し1975年に一時生産停止に追い込まれました。
その後1998年に復活し、現在はBespoke British Pens社によって運営されています。
特に人気のディンキーシリーズはその華麗な色使いが特徴で、販売当初より50年以上経つ今もなお愛されているシリーズです。
ディンキー550
今回買取したディンキー550は1950年代に製造された歴史の長い万年筆です。
ディンキーシリーズの中でも約104mmほどしかない小ぶりなサイズが特徴で、手の小さな方にも使いやすいサイズ感です。
マーブルグリーンの珍しいカラーのボディは、カゼインというミルク由来のたんぱく質から合成された樹脂を使用しています。
金属パーツにはヴィンテージらしい経年並のイタミがございますが、カゼイン素材のボディはまだまだ艷やかです。
カゼインは手触りも良く発色も美しい素材で、使い込むことで使用者に合わせてボディもツヤ感が増し、経年変化を楽しむことができる唯一無二の万年筆となります。
カゼインのボディには”DINKIE”550の文字が刻印されており、
14Kのペン先にはConwayStewartの文字が刻印されています。
全体的にマーブル模様のグリーンとクリップやリングのゴールドの対比が美しい、とてもエレガントなデザインです。
さらに特徴的なのが吸引方式で、レバーフィラー方式のインク吸引となっています。
※レバーフィラーについてはシェーファー の“ライフタイム”でもご紹介していますので、よろしければこちらの記事もどうぞ。
ボディに付属しているレバーを引き上げ/戻しを繰り返してポンプを汲むようにしてインクを万年筆に充填します。
今回買取した品は1950年代のものにも関わらずしっかりとレバーフィラーでの吸引も稼働する状態の良い物でした。
自分でインクを吸引する瞬間まで楽しむことができる貴重な万年筆です。
そんなコンウェイ・スチュワートの人気シリーズ「万年筆 ディンキー550 14K」を買取させていただきました。ありがとうございました。
(担当:板倉)
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