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【筆記具お手入れ】キャップレス万年筆の日々の取り扱い

皆さん、こんにちは。

こちら、査定デスクです。

今回はお買取させていただいた商品の紹介も兼ねて、キャップレス万年筆の取り扱いやお手入れについても書いてみたいと思います。

※今回ご紹介のパイロット キャップレス絣 については過去にも2回記事にしております。よろしければこちらもご参照ください。【】【

Pilot キャップレス 絣 ブラック

今回紹介しますのはPilot社のキャップレス万年筆です。

2015年秋の限定デザインである「絣(かすり)」は和テイストのデザインが特徴の万年筆です。

Pilot キャップレスとは

ノックボタンによりボールペンのようにペン先を収納できる画期的な万年筆です。1963年に発売されて以降、50年を超えて愛され続けています。Pilotは日本のメーカーですが、このキャップレス万年筆は画期的だとして海外でも親しまれています。少し敷居が高く感じる万年筆ですが、キャップレスであれば筆記用具として日常的に使うことができる親しみやすいシリーズです。ビジネスシーンなどでも扱いやすく人気があります。

そんなキャップレス万年筆の中でも限定モデルである「絣」。絣模様がボディ全体にあしらわれており、まさに「日本ブランド」を象徴するようなデザインが特徴です。

さて、そんな特徴的なPilotキャップレスはどのように扱えば良いのでしょうか。

キャップレスならではの注意

今回は題名にも記載しています、キャップレス万年筆の取り扱いについてのお話です。キャップレスならではの構造をしているため取り扱い方法も知っておく必要があります。

分解すると、中はこのようになっています。ペン先の細さがよくわかります。

キャップレスといえどもペン先は繊細であるため、不必要に何度もノックを繰り返してショックを与えてしまうと傷みます。インクの出が必要以上によくなり文字がにじんでしまうこともあるため注意が必要です。書く時の筆圧も強すぎるとノック機構に傷みが生じる場合があるので無理な力は加えないようにしましょう。

基本的な手入れ方法はペン先を洗う

ノックボタン式ではありますがペン先は普通の万年筆と同様のため、長期間の使用でペン先が詰まることがあります。また、キャップがない分ホコリなども入りやすくなります。そのため適度にペン先の手入れが必要です。

ペン先の洗浄は通常の万年筆と同様に水またはぬるま湯につけ置きして洗浄しましょう。水が残ったままだと綺麗に書くことができないので十分に乾かしてから使用してください。

キャップレスはペン先インク部分と外側の機構が独立しています。そのため内部でインク漏れが発生する場合もあります。ボールペンのように外側のボディと中のカートリッジをバラすことができるので定期的にインク漏れが無いか確認し清掃しましょう。インク漏れしていた場合は水で湿らせた綿棒での洗浄が有効です。

使いやすいキャップレスですが雑に扱ってしまうと書き心地に影響するので、丁寧に扱って長く使用しましょう。

 

(担当 板倉)

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