【万年筆】ペリカン万年筆 ペン先ユニットの分解について。【分解】
どうもみなさんこんにちは。
こちら、査定デスクです。
皆様お体は如何でございますでしょうか。
筆者は先週末に体を壊してしまいました……。
むぅ、もうすこし丈夫な体になりたいものでしたが、どういうわけだか年々弱まっていくばかりです……。
食べるものが悪いのか、外に出ないのが悪いのか……。
どちらにしても偏食で出不精な筆者は今日も今日とて万年筆をいじっております。
さてさて、今回はわりとデンジャラスな記事内容でお送りしていきたいと思います!
ココから先を見るのは、どうぞ自己責任で。
禁断! ペリカンペン先ユニットの分解
多くの人に愛されておりますペリカンのスーベレーンシリーズ。
ペン先とペン芯が個別のユニットとして存在しているため、特別な技術や工具がなくっても簡単にペン先の交換ができるのがいいところです。
しかしお客様の中にはこんな方もいらっしゃるかと思われます。
「いや、ペン先の交換っていうか、汚れが詰まっちゃってごっそり取りたいんだけど……」
はい、そうなんですねぇ。
ペン先とペン芯の間。こちらの汚れは再三書いておりますように、水やぬるま湯で通して、
何日か使用しない場合はインクを抜いておくべきなんですが……。
そうは言っても万年筆ですもの。「万年使える筆」ですもの。
インク入れっぱにしておくに決まってるじゃないですか!
そういうわけでついつい溜まってしまうインクが乾燥して凝固し、ちょっと水を通すくらいでは全く落ちなくなっちゃう時もあります。
それでも時間をかけて水でお掃除はするのですが、どうしても汚れがしつこいものにはある荒業があります……。
何度も言いますが、此処から先は自己責任でお願い致します!
さてさて、前置きが長くなりましたがやることとしては単純です。
「ペン先ユニットから、ペン芯とペン先を抜く」
材料はこちら。
・分解するペン先ユニット 一つ
・ノックアウトブロック
・時計用のトンカチ
まずは、ペン先ユニットの汚れを落として、どこかに印をつけておきます。
ノックアウトブロックにある穴に合わせてコンコンと後ろから叩いて抜きます。
あとはこうなったペン先とペン芯を洗うだけですね。
柔らかいブラシや布でキレイにしてあげましょう。
戻すときも一苦労。このようにペン芯ユニットのリングを装着したら。
ペン先とペン芯を合わせて……
クッ……!
と、少しずつ押し込んでいきます。(間違えると痛い目に遭います……)
しっかりとはまったら完成です。
とはいえ、ノックアウトブロックだとかの入手方法はなかなか難しいですからね。専門的な工具屋さんでないと売っていないかもしれません。
メリットとデメリットはこんなところでしょうか。
メリット
・かなり凝固になってしまったインクも落とせる。
・使えなくなった万年筆がまた使える可能性もある。
デメリット
・ペン先が曲がったり、ペン芯が折れたり、最悪壊れてしまう可能性が大きい。
・コレを行うと、メーカー保証の対象外となる可能性が大きい。
と、このとおリ、かなりデメリットが大きいです。
なれるまでは何本もだめにしてしまうかも……。
はっきり言って、お気に入りの万年筆にするようなメンテナンス方法ではないのですが
「ええい、ままよ!」という気持ちであれば、最終的にはとってもいい方法かもしれません。
何にしても、万年筆はコレをしないといけないところまで持っていかないほうが、無難ではありますね。
それでは、今日はここまで!
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