【手作り万年筆】古い機構の珍しい万年筆をお買取しました!【エボナイト製】
どうもみなさんこんにちは。
こちら、査定デスクです。
皆様のお申込みいただき、また年末ということもあってか、立て込んでいた買取と査定も無事終了!
しばらく滞ってしまった買取ブログもようやく更新となりました。
さて、今回は買取しました商品のご紹介……
なのですが、その前に!
年末年始休業のお知らせとさせていただきます。
当店では誠に勝手ではございますが……!
12月29日~1月3日までを年末年始休業とさせていただきます。
期間中でもお申込みは行っていただけますが、ダンボールの送付は遅れてしまう可能性がございます。
あらかじめご了承くださいませ。
また、詳細な査定結果は1月4日以降となってしまいますので、こちらにつきましても、あらかじめご了承くださいませ。
さてさて、告知はこの辺で……次は買取商品の紹介と参ります。
手作り万年筆 二本を仕入れました!
今回お買取しましたのはこちらの二本。
このクリップで見覚えの有る方もいらっしゃるかもしれません。
(※当ブログでは初めての登場ですが)
土田修一 SWNA 101
酒井栄助 手造万年筆 竹
※敬称略
の二本となります。
どちらも手作り万年筆舗から出された、エボナイト製の万年筆です。
※エボナイト……簡単に言うと、プラスチックの前に使われていた硬い樹脂です。
ネットでの販売はほぼほぼ行っておらず、あるとすればオークションや当店のような中古商品として、という場合がほとんどですね。
この万年筆はかなり古い機構が組み込まれています。
通常、というより、今の主流な万年筆は、カートリッジをつけるか、コンバーターや内部のスクリューでインクを吸い上げるタイプです。
ところが今回のこの万年筆は――首軸を外して、直接インクを注ぎ込むタイプ。
なんですと……。
軸がインクタンクになっている万年筆は珍しくないですが、そこに直接入れちゃうとは……。
スポイト必須です。筆者は持っていないので、モンブランのメンテナンス用コンバーターで代用します。
名称としては、「インキ止め式」と言うそうですね。
内部中央には首軸の穴を抑える棒が通っており、普段は棒が弁となって、穴にピッタリ合わさってインクを止めます。
尻軸を少し開けると弁が開かれ、インクがペン先へ流れ出す、という仕組みですね。
時期としてはかなり古く、明治・大正時代に使われていたものとのこと……。
早速使ってみました! なるほど、たしかに両方共ペン先は柔らかく、書き味は滑らかです!
インクの出も申し分ないですが……インク漏れが!
竹の方は大丈夫なんですが、SWNA101がだいぶ漏れてきますねぇ。
ボタ落ちではなく、後ろの尻軸の切れ込みから漏れてきます。
尻軸側の弁が擦り切れてしまっているのでしょうか。
使うのはなかなかテクニックが必要ですね……。
さて、今回はこの辺で!
皆様今年は一年間、誠にありがとうございました!
来年もまた努力してまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
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