【買取実績】パーカー インジェニュイティ 5th ブラックCT
皆さん、こんにちは。
こちら、査定デスクです。
今回は過去にお買取したパーカーの万年筆「インジェニュイティ 5th」をご紹介します。
パーカー社
パーカー社は1888年に創業者のジョージ・サッフォード・パーカーが「より優れたペンを作る」という想いを持って立ち上げた万年筆メーカーです。
ブランドの象徴である矢の羽のようなクリップが特徴的なデザインで、19世紀末から現代に至るまで様々な筆記具を提供しています。
美しいビジュアルだけでなく、その優れた書き心地から英国王室でも御用達の高級ブランドとして愛されています。
パーカー インジェニュイティ 5th
創業以来「優れたペン」を開発し続けてきたパーカーの第5世代のペンとして2011年に誕生したのがこの「パーカー インジェニュイティ5th」です。
このインジェニュイティの特徴は何といっても独自のペン先「パーカー5th」の機構です。
第1世代の万年筆、第2世代のボールペン、第3世代のローラーボール、第4世代のペンシルのどれとも違う書き心地のペン先をしています。
ペン先のチップは書き手の筆圧やペンの角度に合わせて削れるため、使うにつれて書きやすくなります。
しなやかで柔軟性のあるペン先は、書き手の癖に合わせて折れ曲がり形状が変化します。
そのため常に自分好みの書き心地で、まさに撫でるように滑らかに書けるペンとして使用することができます。
形状が変わるだけでなく、筆圧を調整するスプリングがペン内部に入っていたり、インク詰まりを防止するためにペン先はインクが染み出す構造になっていたりと、万年筆やペンにあった課題を解決しているまさに第5世代のペンです。
毛細管現象でインクが染み出すので、ペンを立てても横にしてもしっかりとインクを紙に載せることが出来ます。
ペン自体のデザインは高級感のあるブラックとシルバーのツートンカラーです。
天冠はフラットでパーカーのロゴマークが大きく刻印されています。
クリップはパーカーを象徴する矢の羽デザインが引き継がれています。
独特な形状のペン先にもPARKERの文字が刻印されており、パーカーの歴史と新しい試みの両方を感じ取ることができる筆記具です。
字幅は細字Fで、細かな文字でも綺麗に書き上げることができます。
今までにない見た目と書き心地のペン先が、パーカー創業者の「より優れたペンを作る」という信念を受け継いでいます。
そんな歴史深く、かつ今も革新的な機構で優れたペンを追求しているパーカーのインジェニュイティ5thを紹介しました。
(担当:板倉)