【筆記具お手入れ】Lamy 2000 4色ボールペン
皆さん、こんにちは。
こちら、査定デスクです。
今回は過去にお買取した商品、Lamyの4色ボールペン2000をご紹介するとともに使用上の注意点についてご紹介します。
Lamy(ラミー) 2000
Lamyは1930年にドイツで創業された文房具メーカーです。
高品質・革新的・モダンデザインの文房具として世界中で知られている老舗ブランドです。
万年筆、ボールペン、シャープペンと多くの筆記具をラインナップしています。
「Lamy2000」シリーズは1966年に販売が開始された歴史あるシリーズで、「西暦2000年になっても通用するデザイン」をコンセプトにデザインされています。
ボディの繋ぎ目がわからないほど表面加工された精巧なデザインで、今でもなお愛されているロングセラーのボールペンです。
胴軸をよく見ると◯で囲った部分に継ぎ目が。この部分を旋回、分解し芯が交換できます。
その中でも多機能で画期的な4色ボールペンは人気の一本として愛されています。
「振り子式」の4色ボールペン
Lamy2000の4色ボールペンは、1本のボディの中にブラック、レッド、ブルー、グリーンの4本の芯が組み込まれています。
色の切り替えは「振り子式」と呼ばれる独特なシステムで行います。
ボディ上部に4色の色表示があり、この色表示がある面を上にしてノックすると芯が出る面白い仕組みです。
ペンを水平に持った状態で手のひらの上でくるくると回し、使いたい色を出します。
独特な方式で遊び心のあるギミックが使っていて楽しいボールペンです。
滑らかな見た目のデザインを保ちながら4色のペンを出すことができる画期的なノック方式で、レトロ感のある独特なノック感覚を味わうことができます。
ブラックからブルーへ色を切り替える場合には2回ノックする必要があります。ブラックを上にして1回ノックしてブラックのペン先を収納し、ブルーを上にしてブルーのペン先を出します。
振り子式の注意点
この振り子式はとても面白いギミックなのですが、少し取り扱いに注意が必要です。ペン先を出すためには、ペン本体を水平にする必要があります。
ペンを垂直に持った状態でノックしてしまうと上手にペンを出すことが出来ず故障の原因となります。
また、水平状態でも色表示の境目でノックすると2本の芯が動こうとするため故障の原因になってしまいます。
とてもデリケートな構造ですので大切に扱いたい一本です。
1966年から50年以上愛されている画期的な機能ペン。
独特のギミックだからこそ、よく理解して大切に扱っていきましょう。
(担当:板倉)