【買取実績】とても珍しいスノーケル式万年筆の使い方
皆さん、こんにちは。
こちら、査定デスクです。
今回は過去にお買取したレアな買取商品、SheafferのPFM-III スノーケル ブラックをご紹介するとともに珍しいスノーケル式万年筆の使用方法についても紹介します。
Sheaffer(シェーファー) PFM-III スノーケル ブラック
Sheafferは1913年に創業されたアメリカの文房具メーカーで、革新的な製品を世に出し続け、現在まで100年以上愛されています。
このPFM-IIIは“Pen For Men”の略称で男性向けの万年筆としてデザインされました。
ブラックボディにゴールドのリングとペン先が高級感のある万年筆です。
ボディと一体化した特徴的なインレイドニブのペン先には「SHEAFFER」の文字が刻印されています。
吸引機構が飛び出すスノーケル式吸引が珍しい万年筆です。
スノーケル式吸引
万年筆のインク機構といえば「吸引式」「カートリッジ式」「両用式」などが主流ですが、このPFM -IIIは「スノーケル式」を採用しています。
スノーケル式はシェーファー独自の吸引方式で1950年代から60年代の万年筆に採用されていました。
タッチダウンシステムという機構で吸引チューブがペン先より突出することで、ペン先をインクに浸すことなく吸引することができます。
珍しいスノーケル式での吸引方法
シェーファーのスノーケル式吸引は尻軸のギミックを使用するタッチダウンシステムです。
吸引方法について順を追って紹介します。
① 尻軸を回して吸引チューブを出す
② チューブが出た状態で尻軸を引っ張る
③ チューブをインクに浸す
④ 尻軸を押し込む
⑤ 尻軸を回して吸引チューブを戻す
尻軸を回したり、引き上げたり、押し込んだりすることでインク吸引できるのがとても面白い万年筆です。
ペン先から吸引用チューブが出てくる機構は他のメーカーにはないため、インク吸引の時間まで楽しむことができるユニークな万年筆です。
↓ 別角度から。吸引チューブが出てくる前と後。
ペン先を汚すことなくボトルインクを吸引できるのでペン先のインク詰まりなども防ぐことができます。
一方で強引に使用すると壊れやすい機構でもあるので、取り扱いには注意が必要になります。
1950年代〜1960年代という限定的な期間のみに製造されたシェーファー独自の機構のため、万年筆愛好家からも人気の高いスノーケル式。
歴史ある大切な万年筆を長く使用するためにも、しっかりと使い方を理解して使っていきましょう。
(担当:板倉)
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