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【万年筆よもやま話】進学・就職祝いでの万年筆。初めての一本には専用ケースを添えて

当ブログをお読みくださっている皆さま、こんにちは。

ところで、お気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが、当ブログは2023年2月より担当者が変更になりました。これまでより充実した内容でお読みいただく方に楽しんでいただけるよう、また当店にお売りいただく方に安心していただけるよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

進学・就職のお祝いにはやはり万年筆は特別な物。でもその前に……

さて、もうすぐ4月ですね。進学や就職の時期を控え、大事なお子さんや甥御さん・姪御さんへお祝いとして万年筆を贈りたい、と考えている方も多いのではないでしょうか。

担当自身、高校進学祝いとして父に連れられて銀座・伊東屋さんで軸選びから試筆まで心ゆくまで行わせていただきました。その時、少しだけ大人になれたような誇らしい気持ち、そして選ばせてくれた父の愛情の温かさが今でもありありと思い出せます。その時買ってもらった初の万年筆はパイロットのカスタムレガンス。廃番となってしまいましたが、一生の宝物で、今でも愛用しています。

こちらのブログを読んでくださっている紳士・淑女の皆様にも、そんな経験をお持ちの方が多いかと存じます。

万年筆は時代遅れ?そんなことはありません!

万年筆は以前よりは進学・就職祝いの定番というイメージは薄くなり、また大量の安価モデルが発売されるに当たって、高級感もやや薄れつつあります。

しかし、今は万年筆インク大ブーム時代。

昔は万年筆インクと言えばブラック・ブルーブラック・ブルーの三色だった事から、懐古趣味的な扱いもされていました。

しかしパイロットが日本の美しい情景をモチーフにした万年筆インキ「色彩雫(いろしずく)」を2007年に発売したのを皮切りに、各万年筆メーカーに限らず各文房具店でも今や毎週ごとに新色が発売されています。

現在では赤や緑など、美しい鮮やかな色彩のインクも正に文字通り色とりどり、選びたい放題。ガラスペンユーザーから、書き心地の更なる良さを求めて万年筆へ移行する人も出始めており、万年筆は決して時代遅れのものではないのです。

【画像】過去に当店でも買取させていただいた「色彩雫」東京限定「江戸の粋シリーズ」3色のうちの1つ、深川鼠。他に東京限定色には「新橋色」「江戸紫」がありますが、現在は入手困難となっています。

万年筆を専用ケースに入れないとどうなるか?

さて、本題。中古万年筆を買取させていただく際に、買取店としても、一人の万年筆愛好家としても、非常に悲しくなることがあります。

それは、外側に傷が付いている場合。当店でもインク詰まりや汚れの除去をし、お買取させていただいた商品をできるだけ良い状態にして次の方に繋げております。それが理由の一つとして、他店より高額でのお買取りをさせて頂いております。

しかし外側の、特に深い傷や亀裂は如何ともし難いケースがあり、その結果非常に貴重なモデルであっても買取額を下げざるを得なかったことが多々ありました。

浅い傷であれば、コンパウンド(研磨剤)を使って周囲ごと均してしまうことで、一見ピカピカにすることは可能です。しかし、それは本体を少しずつ削りとる行為に他なりません。繰り返せば繰り返すほど、薄くなってしまいます。日本国内では軸から新たに作り直す意欲的な工房さんもいらっしゃいますが、相当な作業期間と費用を覚悟せねばなりません。

万年筆の外側、胴軸やキャップ部分は金属製、レジン製、木製、革製、セルロイド製など様々ですが、特にアニバーサリーモデル等では特殊な素材を使用し、配合も非公表の場合が多々あります。

そして、100円ボールペンと同じ感覚でペンケースに無造作に入れてしまいますと、一緒に入れている定規やシャープペンシルの芯のプラケースの角で、あっという間に傷だらけになってしまうのです。

初めての万年筆のプレゼントには専用ケースを添えて

ですので是非、初めての万年筆をプレゼントする際には万年筆専用ケースも添えて贈ってあげて頂きたいのです。

無難なのは万年筆メーカーと揃える事ですが、どのようなシーンで持ち運びするのか、ケースの色など贈られる側の好みもありますので、一緒に探してあげるとそれもまた良い思い出になるかと存じます。

万年筆ケースも、1本~3本差しのフラップタイプ、堅牢で3~5本程以上入る3面ジッパータイプ、入れる本数に応じてサイズが変わるロールタイプ、1~3本程度のがま口タイプ等様々ございます。

個人的には、万年筆と同様に育てていく楽しみのある革製をお勧めしたいところです。また、西洋中世文化やファンタジー世界が好きな方へは、ロールタイプが羊皮紙を広げる錬金術師の様な気分になれてお勧めです。

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【画像】様々なペンケースの一例。過去に買取した商品より、m+( エムピウ)のrotolo SUEDEという商品です。タンニン鞣しの革をくるりと巻いてペンケースに仕立ててあります。

お手軽な価格から購入できる「ペンシース」

しかし、万年筆ケースも概ね3,000円からと安い物ではありません。

本人がそもそも持ち歩くかどうかも分からない高額な物は躊躇うという方には、Pentさんの「ペンシース ペンテクター」をお勧めします。

お値段なんと驚きの290円。PU(ポリウレタン)製ですが、シボ加工の合皮で高級感があります。また、薄型なので通常使いのペンケースに万年筆を入れたい場合、一旦こちらのペンシースで保護してから入れれば、相当程度は細かな傷から守ってくれます。

「ペンシース(pen sheath)」とはペンの鞘という意味。今は様々なメーカーさんから発売されていますが、お洒落の為に敢えて内ポケットからクリップを見せる上級者は除いて、クリップ部分が露出するタイプは止めておいた方が良いでしょう。意外とクリップ部分も深刻な傷が付きやすく、手荒に扱われた様子が見て取れる万年筆を拝見しますと、こちらも心が痛みます。

 

では、ここまでお読みくださった皆さま、そして新生活に踏み出す方々の万年筆ライフの充実を心よりお祈りしております。

 

(担当 速水)

万年筆の買取は、ノースペンズへ!

ノースペンズでは中古の万年筆をお買取しています。
「リサイクルショップに持ち込んだら思いの外安くってやめておいた」ですとか、
「自分では価値がわからないから宅配買取は不安」
「送ったはいいけど買取できなくって返送料がかかったら嫌だ」という方でも大丈夫。

ノースペンズなら査定や見積、送料は返送まですべて無料でご依頼いただけます。

他店で断られたもの、お値段が納得行かなかった商品でも大丈夫。ぜひご相談ください。

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