【買取実績】プラチナ萬年筆のヴィンテージモデルを買い取りました。
どうも皆さん、こんにちは。
こちら、査定デスクです。
今回は買取実績ということで、以前にお買取した商品をご紹介!
では、御用とお急ぎでない万年筆好きな方はどうぞお立ち会い。
プラチナ・プラチナ シルバー925
今回お買取した商品は、プラチナ・プラチナ シルバー925となります。
細かな格子が美しい万年筆ですね。
首軸も構造が単純なこと、ペン先とペン芯のかみ合わせも構造上誰でもしっかりとハメることができますから、メンテンナンス性の高い一本と言えます。
今回の商品も撮影前は固着インクがたっぷりと付いてしまっていましたが、一度分解してざっくりとインクを落としたあと、超音波洗浄機にかけて新品同様の状態にまで戻りました。
それでは、詳しい話に入る前にプラチナ万年筆についてざっくりお話しましょう。
プラチナ万年筆とは……?
プラチナ万年筆は、日本の三大万年筆メーカーと言われる企業の一つです。
創業は1919年。大正8年ですね。令和の今から見ると、平成ジャンプどころか昭和もジャンプしております。
最初は「プラチナ萬年筆」と旧字体で書かれておりましたが、現在は新字体を使って「プラチナ万年筆株式会社」が正式名称となっております。
岡山県からスタートし、2019年には創立100周年を迎えたプラチナ万年筆は、同じく日本三大万年筆メーカーであるパイロットやセーラーと比べると少々知名度は控えめですが……。万年筆の性能は2社に勝るとも劣らない実力を持っているのです。
独自のスリップシール機構
代表的な機構としてはスリップシール機構があります。
これはキャップ内部のインナーキャップにバネが取り付けられており、常に首軸側へ少し圧力をかけた状態でペン先の気密性を保つというものです。
このおかげでペン先が乾くことがなく、インクの顔料がペン芯にこびりつくことを防ぐという効果があります。
事実、この機構のお陰でプラチナ万年筆の商品はインク交換が半年に一回で良いというインク保持性を持ちます。
他のメーカーだとちょっとずつカートリッジ内が乾いて、大体三ヶ月から四ヶ月くらいで交換の時期が来ますからね。
まあ、これについてはある程度作りがしっかりしてる万年筆だとインナーキャップが首軸を覆うという点では変わりないのですが、より安全なのはプラチナですね。
買取店からの視点
中古買取店として、何本もの商品を分解してきた私からの視点です。
プラチナ万年筆はペン芯の構造が他社よりもしっかりしている、という印象があります。
これは最新モデルでなく過去の「ショート軸」タイプでの話ですが……ペン先とペン芯の組み合わせに最も安定感があるのはプラチナですね。内部パーツも彫りがしっかりとしていて分解も比較的行い易いですし、構造は少々複雑な部分もありますが、何より壊れにくい万年筆であるという印象が強いですね。
プロシオンなどの比較的新しいシリーズは首軸部分がクリアパーツになっていて、ペンの状態がよりわかりやすいという利点もあります。
もちろんここは「持つところにインクの細かい気泡が見えて嫌だ」という人もいれば「インクが通っていく様が見られて面白い!」という人もいて様々です。
二重格子の細かな装飾と銀製品
二重格子が細かくてきれいな商品ですが、実はこれがちょっとした曲者。
この格子の間に手垢ですとか、細かな埃が入り込んでしまうんですよね。更に皮脂と埃が混ざってベタついたりすることもあるんですよね。
こうしたベタついたものはなかなか取れないので、使うのは木製爪楊枝。先端を少し擦って毛羽立たせたりしてから格子をなぞって汚れをかき出します。あとは通常の石鹸で全体の汚れを落としてから超音波洗浄機で汚れを落とし、銀磨きでキレイにすれば元通りです。
汚れた金属製品をキレイにするときが、中古万年筆を取り扱っていて一番心地の良い瞬間だったりするんですよね。
では、今回はここまで!
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