専門買取店を絶対に勧める理由3選
どうも皆さん、こんにちは。こちら、査定デスクです。
今回は、専門買取店を絶対に勧める理由3選ということでお話ししていきます。
皆さんが商品の買取を依頼する時っていうのはどういう時でしょうか。
おそらく、引っ越しだとか、大掃除だとか、そういう「大量に身の回りのモノを整理しないといけない時」だと思うんですよ。
短期間で色んなものを一気に処分しなければいけない。
とはいえ、分別するのは面倒だし、ゴミとして捨てるにはもったいないものばかり。あるいは、物によっては粗大ごみ料金がかかってしまう。
こんな理由から、「何でも無料で、お買取します!」という業者さんの広告を見ると、とりあえず見積もりだけでも頼んでみようかなって気持ちになりますよね?
しかし、言いましょう。
絶対にそれ、専門買取店に売ったほうがお得ですから!!!!
多少面倒かもしれませんよ? けれど、このほうが絶対、最終的には数万円も高くなることだってありますから。今日はそんな思いでお話しいたします。
目次
1.知識量の違い
まずはこれです。そもそも知識量が、多少かじっただけの人や、一般の方とは段違いなんです。
例えば、カードを想像してみてください。
トランプじゃないです。あ、UNOでもないです。
クレジットじゃないですよ、キャッシュやポイント、ICカードでもないです。
え、ゴキブリポーカー? お客さんコアなの知ってますね。
じゃなくって……トレーディングカードです。
あの、小学生男子たちがこぞって「俺のターン! ドロー!」って遊んでるアレです。
5枚入って1つ150円近くのパック、最初から遊べるセットで数千円の紙のカードです。
あれ、別にカードに興味のない人からすれば、別にただの絵の描いてある紙ですよね、言っちゃえば。(カードゲーム好きの方ごめんなさい!)
しかしカードショップでは、物によってはこんな文字が見受けられます。
「○○○○ドラゴン……1枚12,000円」
「剣士☓☓・☓☓☓☓ー……1枚1,000円」
「荒野の△△△……1枚500円」
これです。別に限定発行でもなんでもない、手に入りにくくはあるものの、通常のパックを数さえ買えば手に入るカードに、1枚数千円の値段が付いたりするんです。
なぜこんな値段を付けられるのか。それは、その商品の事情をよく知っているから価値に繋げられるんですね。
新しいカードが出る度に、ゲーム内のバランスや、その時強いカード、プレイヤーに求められているカードや、逆に要らなくなってきそうなカード、これらを把握しているから、普通の人にとってはただの紙であるカードにこれだけの価値を見出すことができるんです。
これはあらゆる商品でも同じこと。餅は餅屋ってわけです。
宝石商は宝石のことはよくわかりますがカードのことはわかりませんし、
カード屋さんはカードのことはよくわかりますが宝石のことはわかりません。
家電買取は家電のこと、楽器買取は楽器のこと、万年筆買取は万年筆のこと。
買取店にはそれぞれ得意分野があって、そこに精通した知識があるのとないのとでは大きく差が出てくるんです。
2.買い取られた商品の扱い
まず、大手の何でも買い取るお店では、基本的に買い取った商品はどうするかと言うと……。
外観をきれいに磨きます。
はい、これだけです。
言ってしまえば、外見をそれなりに磨くってだけなんですよ。
例えばこれを見てください。
parker75のスターリングシルバーモデルです。
スターリングシルバーなんて銀磨きで磨けばすぐにピカピカになります。
が、この商品は変色したそのままで販売されています。
「銀の変色は味! だから、あえてこのまま出してるんです!」
なるほど、なるほど。しかし万年筆としては、到着したときにすぐ使えたほうがいいですよね?
であるにも関わらず、ペン先は見てわかるレベルでインクがそのまま付着しています。
清掃した痕跡はない。
つまりは、大体の総合買取店で行われているのは、
ひとまず相場で大体の価格を見て買い取り、あとは写真を撮って出品。
売れるまでは値下げしつつ待機するってことなんです。
だから、別に商品を直したりしない。
ちょっと直せばまた同じように使える商品もしっかり掃除したりはしないんですよ。なぜなら、人件費がかかりすぎるから。
別に適当な仕事をしていると言うわけではないのです。きっと知らないのでしょうから。しかし、一人の万年筆マニアとしてはちょっと信じられない状態で出している万年筆が多くあるんですよ。
そして、売れないままでずーっと期間が経ったら?
そのまま捨てられてしまうんです。
ですから、売ったものを大切にしてほしいというなら、専門買取店のほうがおすすめです。
3.実は個別で売ったほうが買取価格が高い場合もある。
「買取を利用するのであれば、結局やっぱり値段でしょう?」
「だったら、全国展開している大企業のほうが、絶対買取価格に割けるお金も多いじゃない?」
と、お考えの方。意外とそうでもないんですね。
特にサイトで掲載されている高いお値段はあまり信用すべきではないのです。
例えばですね、これはひどい場合の話だと前置きはしておきますが……
あるバッグが、他のお店だと2万円のところ、そのお店では3万円だとしましょう。
そこでお店に色んなものを持っていくと、こんなふうに言われます。
「今回沢山の商品をお持ちいただいたので、そちらの万年筆や時計もお売りいただければ、全て併せて4万円でお買取いたしますよ」と。
これはラッキーですね、他のお店じゃ2万円。それがなんと他の要らない商品を付けただけで、倍額になるんですから。ラッキー!と売ったらそれ、罠です。
実際にはこちらの万年筆や時計、専門店に持っていけば1本2万円、時計にしてみれば1つ5万円はする商品だったかもしれません。
悪質な買取店の手法として、
「誰もが持っていそうな商品に高い価格を付けて人を寄せ、
その後、他の商品と抱合せで買うことで見かけ上は更に増額させる。
実際には、抱合せとして買った商品はかなり安く買い上げる」
といった方法があるんです。
安易に抱合せで売ってしまうと、思わぬ損を生む可能性があります。
まとめ:専門買取店は色んな種類があるから、まずは自分の売ろうとしているものの専門家がいないか調べて!
ちょっと前まではここまで古物買取の種類は多くありませんでした。
大体は質入れや買取の広告である通り、ブランドバッグ、時計、貴金属くらいなものでしたが、
現在は例えば家電、楽器、刀剣、時計、万年筆等々、探せばいくらでも専門買取のお店があります。
今お持ちの商品も「こんなんメインで買う人いないだろぉ?」と諦めず、ぜひ一度探してみてください。丁寧で親切な、専門買取業者さんが世の中にはまだまだいらっしゃいますから!
と、今日はこんな感じです。
急にこんな記事を書き出したのにはきちんと理由がありまして、実は先日、デルタの万年筆をお売りいただいたんですよ。
とっても貴重な商品。イスラエル建国60周年記念のものでした。
これは当店では数万円はくだらない商品だったわけなんですけど、そのお客様いわく、近くのリサイクルショップに持っていったら「3,000円」だったと……。
あのデルタですよ?! 今は惜しまれながらも無くなって、限定モデルは高騰化しているあのデルタが、3,000円!? そんな訳はない、そんなはずはない、そんな馬鹿な話があっていいはずがない! 絶対に私に見させてください!
と念押ししてお売りいただいた商品がありました。
要は、そんなものなんですよ。そりゃあモンブランの149くらいメジャーで沢山流通している商品だったら素人さんでも大体の相場がわかるもんですが、実際のところ万年筆の相場はわかっていない、内部構造まで理解していない査定士さんがほとんどなんですよ。
ですから、万年筆売るんだったら、専門店にお売りください。お願いします!!!
はい、というわけで、今日はここまで。
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