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名入れで下がる万年筆 下がりにくい万年筆

どうもみなさん、こんにちは!

こちら、査定デスクです。

今回は名入れ万年筆の買取についてです。

家にあるもう使わない万年筆やボールペン。
「もらいものでもらったんだけど、どうせ使わないし捨てるのもどうかと思うから、買取してもらおー」という考えの時に結構な確率でやってくるのがこの問題。

名入れ。

厄介ですねぇー。

今回はそんな名入れ万年筆・ボールペンについての記事となります。

御用とお急ぎでない方は、どうぞお立合い。

名入れは基本下がる

まず大前提として、名入れされたペンは値段が下がります。

これはね、言わずもがな。致し方ないです。ごめんなさい。

言うなれば名入れって、ペンに名札がくっついているようなものですから。

鈴木さんが田中さんのペンを持っていたらおかしいですもんね?

もしそれを買い取って、また新しく売るとしたら、

「時間をかけてその名入れをなんとかして消す」
もしくは
「名入れなんて別にあっても気にしない人に買ってもらう」
かのどっちかしかないわけです。

この時点で、既に「再販先が絞られてしまう」わけですから、「絞られない」商品よりも安くなるのは、理解できると思います。

しかしそうは言っても……

「そんなンわかっとるんじゃっっっ……!!!!」

というのが本音ですよね。

別に名入れ品が安くなることはわかってる。わかってるけど、だからといって名入れが消えるわけじゃない。だから、「それでも多少なりとも高くなる方法はないのかと聞いとるんじゃ」と。

はい、あります。というより、「まだチャンスのある商品を見分ける方法が」あります。

というわけで次の項目へGOです

プラスチック製品は比較的軽微

 

はい、プラスチック製の万年筆。まあ、樹脂系というやつですね。

プラスチックやアクリルってのは、比較的加工が簡単です。

だから、その名入れの部分も比較的簡単に除去ができるんですね。最近のだとレーザー加工で表面をちょっとだけ、ほんのちょーーーーーーっぴり掘るだけで済みますからね。

ですから、買い取った後もそんなに問題ではないんです。

とはいえ、いずれにしてもこれを除去するには結構な手間が必要です。

まず粗い目でヤスリを掛けて、次に細かいもの、次に細かいもの、次に、と……。

何回も何回も壊れないように慎重にヤスリをかけていくわけですから、当然人件費がかかります。

ですから「後で削れるんでしょぉ!?」っていう理論で価格交渉をしようとしても無駄かもしれません。

金属製、特殊軸・深堀りは絶望的

はい、今度は大変です。

金属

木製

特殊軸

手作りで深く掘った名入れ。

これらの名入れに関しては正直どうしようも有りません。

金属であれば、特にクラシックセンチュリーを始めとする金張り系。

金張りであれば表面にうすーーーーーいゴールドを貼り付けていますから。
しかも多くの場合、これは地金付近まで掘られています。

こいつを削って元通りにするってのは、土台無理のある話だとわかるでしょう。

木製、特殊軸についても同様。

これらは通常の樹脂軸よりもだいぶデリケートですし、柄が変わってしまう可能性があります。ですので、これもちょいきつい。

最後に手作りで深く掘った名入れ。
手作りで名入れぇ? って思うでしょ?

意外とね、あるんですよ。

おそらく自分のものだからということで、カッターや彫刻ナイフで削って作ったものなんでしょうねぇ。

しかし、こういったハンドメイド彫刻というのは、得てして深く掘ってしまうというもの。

この深い彫りというのは、削ってまっさらにするにはかなり表面を削らなければいけません。
樹脂ならまだパテを流し込んで着色すればいいかもですけど、木製だったり柄物だったりしたら……ね、結構きついですよ。

 

そんなわけで、今回は名入れのある商品についてのお話でした。

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