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「万年筆を売りにいったら安かった!」それ、お店選びが違うかもしれません。

どうもみなさんこんにちは!こちら、査定デスクです。

今回はですね、買取りをお願いしたら思いのほか安かった!という事態を回避するための知恵をお貸ししたいと思います。
皆さん不要なものが出たときはどうしていますか? 捨てるというのももちろんですが、中には近くの大きなリサイクルショップに持っていく、という人もいるのではないでしょうか。

しかしそれ、大きな間違いかもしれません。

というわけで、今回はそのあたりを掘り下げてお話ししていきます。

御用とお急ぎでなければお立合い。

1.買取価格が安くなる!? そのお店選び間違っているかも。

以前私、twitterでこんな投稿を目にしました。

「●●ストに売ったら1,000円しかつけてくれなかった。子連れのお母さんにはわからないとでも思ったのかな? ブランド買取店に売ったら30,000円でした\(^_^)/」

まあひどい話ですね、本来30,000円で買取り可能なものに3%の値段しか付けてくれなかったんですから。
でもこれ、リサイクルショップさんが悪いというよりも、仕方がないことなんです。多分ですけれど、わからなかったんですよね……。

2.大手リサイクルショップや買取店の仕組み

「●ndスト●●●」「●●ェル●●ェ」「大●屋」などの大手買取業者さんや質屋さん。
駅前にあるようなタイプの買取店さんと考えていただければ話は早いです。
この手の買取業者さんってのはどういう仕組みで動いているのかというとですねぇ。基本的にお店には専門の査定士さんがいるか、いないかはまちまちなんです。
早い話が、カウンターで受付している人はわからないパターンってのも多々あるんですね。

もちろん、さっとした質問には答えられないといけません。ですから、これらのカウンター係さんには、予めマニュアルが渡されていたり、あるいはその会社がメインで買い取りたい商品の査定知識をつけている人が対応したりします。
まあ各々の会社によって異なるところは多々ありますが、少なくとも接客を行う店員さんは専門の査定士ではないパターンが多いと考えておいてください。

「え、じゃあどうやって査定してんの?」
「なんか適当に値段出してるってこと?!?!」
という話になるわけなんですが、
いえ。そんなことはありません。

大手さんの場合は、基本的に本社や大型の支社に専門の査定スタッフをおいてあります。
基本的にはこういった大きな会社においてある専門スタッフさんに写真等の情報を送ってもらって、それをもとに査定を行うんですね。

まあ、ざっくりこんな感じ。
で、実際の接客については接客専門スタッフにまかせる。

これが一つのパターンとしてあります。
これが例えば、査定士さんが本社ではなく支社だったり、各店舗だったり、あるいは査定士さんでなくマニュアルという形で各スタッフに行きわたっているわけなんですね。

で、接客スタッフとお客様との間には値段の交渉が予測されるだろうから、「●●円から●●円くらいの価格で」という風に伝えることになります。
接客スタッフさんはこの間の価格でお客さんと交渉をしたり、その月の店舗の目標などと合わせて調整したりするんですね。
もちろん、ここで交渉して値段をアップさせるという方法もあるのですが、ここで交渉したからといってさほどズキュンと上がるわけではない理由があります。それが次の項目です。

3.大手買取店さんは、あんまり整備をしない?

先ほど大手さんの場合だとだいたいの場合、中央にいる査定士さんが値段を決めて、接客スタッフさんがお客様と交渉すると説明しました。

接客スタッフさんはあらかじめ決められた範囲内の価格でお客さんと交渉をするわけです。

では、こっちの査定スタッフさんはどうなのか。そもそもこっちの人と交渉したい!と、思いますよね。

ですがこの人達も「万年筆そのものに詳しい!」というよりは「この商品が今どれくらいの価格で売れててどれくらいの期間で売れそうかが詳しい!」という人達なので、商品そのものの構造とかについて全員が全員めちゃくちゃ詳しい!ってわけではないんですね。

現に、ヤフオクなんかを見てみてください。質屋さん、買取店さんが運営しているアカウントがあるんですけど、それらのお店の説明文を見てみると……

「外観については写真で判断してください。試し書きはしていないので、予めご了承ください。」と、こんな感じ。

「基本的には写真を撮影して、外観については自分たちは専門家ではないから詳しいことはわからないし、最悪書けないかもしれないし、1円スタートしておくからその辺覚悟して買ってねー」ということなんですね。

つまりは、査定士さん達もいざその商品を前にして、これをどうしたら元に戻せるのか、どうやったら直せるのかってわからないパターンが多いんです。
そうすると、あとはもう現在の状態で判断するしかない。
汚れていたり傷がついていたりすると、簡単なものくらいは掃除するけど、そんな専門的なところまではやれないよーってのが本当のところなんですよね。
だから、古くなるまま保管していたものなんかは、ほとんどお値段付かないパターンも多いですし、値段が付くのは新品同様のまったく使っていないものくらい。みたいなことが起きたりするんです。

より高く売りたいのであれば、その商品の専門買取店にお願いしたほうがいいですよ、という話でした。

今回はここまで。

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