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1円スタートされている万年筆やボールペンの出処とは……安価で買い叩かれる万年筆の悲しい実態。

どうも皆さん、こんにちは。

こちら、査定デスクです。

今回はですね、1円スタートの万年筆についての話です。
よくヤフオクなんかで1円スタートっていうタイトルで見かける万年筆の出品がありますよね。
中古で買うときにはラッキーと考えて済ませてしまいがちですが、その万年筆がどこから出てきたのかまで考えると、
万年筆を思い、一本でも多くの万年筆を適正価格で買い取って次の人へつなげたいと思っている筆者としては、少し思うところがあるのです。

最終的には専門買取店がいいんですって話に落ち着くんですが、よかったらお付き合いください。

1…ヤフオクの一円スタートの闇……

みなさんよく、ヤフオクだとかで中古の万年筆を見るときに、こんなタイトルを見かけるかもしれません。

1円スタート <モンブラン 万年筆 ~~~~~~>

という感じのタイトル。

これって、落札する側からすると嬉しいですよね?

だって本当だったら数万円はするモンブラン万年筆が、もしかしたらすごく安く手に入るかも知れないんですから。
確かにちょっと安いかも知れないけれど、それは出す人が決めているんだし、良いんじゃないの?と。
説明文の中にも「専門家でないので詳しいことはわかりません」と書いてあるけれど、それでも安い値段で買えるならワンチャン有りなのでは?と。

確かに出品時の価格は出品者が決めること。それで安く落札されたとしても、そんなの納得ずくで出しているんだからなんにも問題はない。詳しいことがわからなくてもしかたのないこと。

でもそれは、個人出品者だった場合の話

現によーく出品説明文や出品者の情報を見ていると、殆どの場合1円出品をしているのは業者であることがわかります。

考えてもみて下さい。モンブランとかって買うときに数万円はする万年筆ですよ?

それを「1円スタートは入札がたくさん入るから」という理由で出品するでしょうか。あまりいらっしゃらないと思います。

それにもっと嫌なことは、こういう1円出品ということは……そう、1円出品で最終的に行き着く非常に安い価格よりも、さらに安い価格で買い叩かれているということなんですよ!

2…ブランド買取店や質屋さんでの万年筆の扱い


では、こういう1円スタートジャンク品の万年筆っていうのはどこから出てくるのかというと……基本的にはブランド買取店さんや質屋さんから出てきます。

ただねぇ、こんなふうに書くと「そんな悪者みたいに書くんじゃねえよ!」というお話。

いやそれはごもっともです。こういったお店も別に人を騙すために商売をしているわけじゃあないですから。
でも、そこにはこんな悲しい行き違いがあってですね……

例えば家の整理をした、Aさんという人がいたとしましょう。


A「よーし、家の中にあった不用品を全部まとめてリサイクルショップに持ってきたぞー!」


A「すみませーん、これ買ってくださ―い!」


店「あ、はーい。失礼しますね―(まいったな、この中だとウチで値段が付けられるのはこのバッグと時計くらいだぞ……他のは専門外でよくわからないし)」

A「ワクワク……!」

店「(ヤバいな―、お客さんにこにこ顔で待ってる。絶対高額を期待している顔だあれは……でもココで断ったらこのバッグや時計も持ち帰るとかって話になるよなぁ……よし)」
「全部まとめて、●●万円でーす!」

A「お、結構いい値段するな!じゃあそれで売りまーす!」

店「はーい、ありがとうございま~す……よし、なんとか乗り切った。とりあえず、バッグと時計はいつもどおり再販して……他のはどうするか。まあ、ちょっと少ないけどバッグと時計で利益は出てるし、残りの商品はざっくり汚れだけ取って、ジャンク品扱いで1円スタート出品するか。わかんないし」

と、こういうこと。わかりますかね?

お店は本来最も利益の稼げる、バッグや時計、ブランドアパレルといったそういった商品を狙いにしているんです。
そのため、万年筆のような専門外のマイナー商品は、ろくにメンテナンスもせず再出品されることが多いんです。

3…本来であればもっと価格の高い万年筆


確かに、万年筆というのは特別な知識を必要とする割には、バッグや時計と比べて単価は低いです。そのためリサイクル業者さんや質屋さんにとってみれば旨味の少ない商材です。

だからとりあえず売りに出すだけ出して、売れなかったら捨てればいいやの精神で1円スタートで出品するのは悪くありません。それも一つの手段です。

が、しかし。本来であればそれらの万年筆は、きちんとメンテナンスをすればもっと一個数百円や数千円、あるいは数万円くらいは買取の価値があるかも知れないものなんです。

そして、多くの中古品を買う人は、写真や現物を見ることで判断します。

説明文の隅から隅までしっかりと見る人は少ないでしょう。そうすると、「きちんと整備されてまた書けるようになった万年筆」と、「書けるかどうかの保証はないが、とりあえず汚れだけ取った万年筆」とが並んでいたら。

外見上の違いがない以上、後者の1円スタートに流れるでしょう。そうして商品の価値は下がっていき、1円出品された商品の中古相場は下がっていくばかり。

この商品を持っていた人は本来の買取額では買い取られず

この商品を出品する人もわからないからジャンク品で出すしかない。

そしてこれを買った人も、安い値段だから期待しておらず、書けなければ即ゴミ箱へ。

新たに同じ商品を買い取ってもらおうとした人は、相場価格が下がっているから更に低い価格で買い叩かれる。

誰も幸せになりません。

ですから、万年筆などの専門的な道具は、その専門業者にお売りいただきたいのです。
万年筆やボールペンであれば、ぜひとも私共にお任せください。きっとお役に立ってみせます!

それでは、今回はここまで。

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