【万年筆用のインク】ボトルインクって安くなりがちなのはなんでぇ?【インク瓶】
どうもみなさん、こんにちは!
こちら査定デスクです!
今回はですね、以前弊社ツイッター上で質問のありました、ボトルインクのお買取事情についてお答えしていきたいと思います!
ぶっちゃけボトルインクのお買取ってどうなの~?っていうところ。色々とね、お話していきたいと思いますよ~。
御用とお急ぎでなければお立ち会い。
目次
ボトルインクの買取はできるところもある! けれど……
ボトルインクってなかなかどうして使い切らんのですよね。わかります。
ボトルインクを買うとなると割れないように気を使うし、最終的に便利なカートリッジに移行するってこともありますから。
それで結局使わなかったボトルインク。
万年筆を売ろうかなってときにふと目に入ります。
「そういえばこれって……売れるの?」と。
あい、お答えしますと売れます。ただ、お安いです。
まぁ、売れるボーダーラインとしては、残量は半分以上は間違いなく有ること。(半分すれすれだと値段がつかないことも)
あとこれは場合に寄るのですが、ミニボトル(15ml~30mlみたいな、通常版よりも容量が少ないもの)は残量に関わらずお値段がつかない場合もあります。
「え~~なんでぇ? 使えるのにぃ~~~(;´Д`)」
ってな声も上がってきそうですねぇ。大丈夫、お答えいたしますよ↓↓↓↓↓
使えるのになんで安いの? 消耗品のお買取事情
はいということでその理由です。
まず一番にはですね、万年筆用のインク。これは長持ちするとはいえ「消耗品である」ってことが一番の理由です。
吸入してだんだん量が減っていくってことじゃなくてですね、なんにもしなくても
インクは劣化するんです!
インクってそもそも何なのか。単なる水じゃないわけです。
ボールペンがなかったとき、インクってのは公的文書を保存するためのものでした。
書いた文字が消えないように特殊な配合がされていたり、水そのものに色を付けていたり、あるいは色のこまかぁ~~~い粒子を混ぜ込んであったりします。
消えないように工夫されている一方で、消えない代わりに色んな理由で劣化します。
例えば酸化ですね。phっていうどれだけ酸性なのかアルカリ性なのかを示す単位が有るんです。小学生の時にリトマス試験紙ってあったでしょう? あれです。あれって酸性にしたりアルカリ性にしたりで色を変えるって実験しましたよね。それと同じ。時間が進むにつれてアルカリ性のインクが酸化してしまうと色が変わっていってもともとの色でなくなったりシます。顔料インクだとインク内の水分が気化してしまうとドロッとして使い物にならなくなっちゃったり、あるいは中で色の粒子が固まって分離しちゃったりとかとかとか……
ま、要はですね。
結構デリケートなんです、インクって。
だから中古でお買取するってなるとどういった状況をくぐり抜けてきたかわからないものを買い取るわけですから、
再販するときもある程度のリスクを考えないといけない。
結果、安くなってしまうって言うわけなんです。大体安いと10円、高くても100円程度ですかねぇ。
(あと中古で買われる値段がやすいっていうのも理由ですね)
そんな中でも値段が付きやすいのは……? ずばり、ペリカン「エーデルシュタインシリーズ」の限定もの!
じゃあインクの中で高くなりやすいものってないのっていうと、これはこれであります。
ずばり、ペリカンのエーデルシュタインシリーズ。それの限定もの「インクオブ・ザ・イヤー」です!
インクオブ・ザ・イヤーはですね、その名の通り一年ごとに限定色として出されるインクです。
これがマニアにはたまらない。
もともと筆記するためってよりも、コレクションしたり、時々出して眺めたりする蒐集目的の方が多いので、
保存状況が良ければお値段が比較的高めになる可能性があります。
これ、毎年人気で、ショップさんが仕入れようとしても思う通りには手に入らない、注文できない類のシリーズなんで、そう考えるといかにレアかってことがわかると思います。
そんなこんなでインクについてはこんなところですかね。近いうちに、またインクの種類について新しい記事を書いていきたいなとおもいます~。
ではでは。
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