【カラーインク所持者必見!】複数のインク使用について! & デルタ万年筆 二本買い取りました!
皆さんどうもこんにちは!
こちら、査定デスクです。
そろそろあったかくなってきましたね、「さよなら」と「はじめまして」のシーズンに近づいてきたためか、買取依頼の数も多くなってまいりました。
誠にありがとうございます!
さてさて、今回はお買い取りした商品の中に気になるものが2点ございましたので、紹介させていただきます。
今回紹介しますのは、
デルタ ウェイスモルフィア レッド/ゴールド
と
デルタ ドルチェビータ ウェイ
の二本でございます。
デルタのウェイシリーズといえばなんといっても特徴的なのは、クリップに収められた、「コルノ」と呼ばれるパーツ。
こちらですが、実際のところ筆記には関係のないパーツで、イタリアで魔除けの風習として使われるものなのだとか。
デルタですから万年筆としての質はもちろんのこと、こういったちょっとした一工夫のある商品は、贈り物としても最高ですね。
シックでありながらも、他とはちがう主張を持った個性がおしゃれです。
今回は付属品はございませんでしたが、どちらも比較的状態がよく、良いお品をお譲りいただけました!
さて、買取実績につきましてはここまで。
ここからはタイトル通り、複数のインクを使う際のお話になります。
先日、筆者の友人が万年筆が使えなくなったというので困っていたので、ちょっと見てみました。
どれもこれもインク詰まりが原因だったので、すぐに解決したのですが、
洗浄してみると出るわ出るわのカラーインク。
聞いてみますと、
同じペンでいろんなメーカーのカラーインクを使用しているとのこと。
↑
コレ、実はかなり良くないです。
このことを友人に言ってみたのですが、彼はこんなことを言います。
『万年筆のメーカーが、ペンに悪いインクを出すはずがないだろう』
もちろん、その通り。
万年筆の素材自体はそこまで大きく変わるわけではありません。
ですから、Aのメーカーの万年筆に、Bのメーカーのインクを入れたとしても、すぐに問題になるわけではありません。
ただそれは、同一のメーカーのインクを使用している場合での理論。
問題なのは、別メーカーのインクが混ざってしまうこと。
企業努力というものの限界かもしれませんが、メーカー様は他社のインクの全てを知っているわけではありません。
それが国内外ともなればなおさらで、極稀にインク同士の含有物が反応を起こして、放置していると粘性を持って固まってしまうこともあるそうです。
とはいえ、お気に入りのペンで、いろんなカラーの字を書きたいというのは、万年筆を使用するにあたってもっともな欲求です。
ですので、大切なペンを長持ちさせるためにも、別カラーのインクを入れる際には、
しっかりと洗浄してインクが全く無くなった状態で行いましょう。
彼も、ひとまずはコレで納得していただけました。
みなさんも複数のインクを使用される際にはお気をつけて、万年筆をお楽しみください。
それでは、本日はこれにて!