【買取実績】GodronとPARKER75について【パーカー万年筆】
どうもみなさんこんにちは!
こちら買取デスクです。
GWはいかがお過ごしでしょうか?
筆者は普段と同様の出勤スケジュールで、平日は買取業務と出品業務、休日は友人とのバーベキューを予定しております。
この時期だと潮干狩りなんかもありますね。楽しんでおられる方も多いのではないでしょうか。
っと、さてさて、今回はお買取した万年筆のご紹介と、ちょっとした小話をばさせていただきます。
【金の縦線】パーカー75 ゴドロン
はい、今回お買取したのはこちら。
PARKER 75 万年筆 ゴドロンとなります。
状態としては全体的にキズやスレが多い、よくある中古品の状態ですね。
使い込んであるな~ってかんじ。(画像は既に清掃処理を終えたものですが)
付属品はなく、本体のみの価格でお買取金額は1000円前後といったところ。
結構洗浄から再販可能になるまでは手間が必要になってしまいました……。
さて、買取実績は軽くこんなところで終わらせるとして、そういえばPARKER 75ってよく見るなぁと思い、調べてみました。
現在新しいモデルは作成されていませんが、中古万年筆の世界では結構目にすることの多いパーカー製品。
パーカー社の成立から75周年を記念されて作成されたモデルです。1975年に発売されたんじゃないんですね……
(ちなみに、同じ時期から売られ続けているのがジョッター。息の長い定番ボールペンモデルです。
発売当時はだいたい26ドル前後。当時はだいたい1ドル360円だったので、日本円に直すと……(パチパチカタカタ
9360円! まあ大体一万円のモデルですねぇ。現在の商品と比べるのもあれですが、セーラー万年筆のプロムナードぐらいの価格です。
ちゃんと金も使っているし、スターリングシルバー(925銀)モデルが一番最初に製造されたものなのでなかなかお高いペンでした。
何より特徴的なのはモデルの多さと、カスタマイズ・調整のしやすさ、この二点にあると言っても過言ではないでしょう。
まずモデルと言うか種類の多さですけど、それに拍車をかけているのが製造国の多さです。
パーカーはアメリカから出発したメーカーですが、その後イギリスに行ったり、フランスに行ったりとしてきたメーカー。
そのためパーカー製品にはUSA、ENGLAND、FRANCEといった刻印がされているのですね。
工場が移るというのはそんなに単純な話ではなくって、販売する国が異なれば売れるモデルも異なるものですから、
その都度新しい種類が生まれてくるわけです。
そのうちPARKER 75の収集家が現れたりするわけで、日本には発売されていない激レアモデルがあったりもします。
さらにさらに同じモデルでも別カラー、別素材が合ったりするものだからもう大変なわけです。
ちなみに今回ご紹介したGodronは80年代中盤あたりに製造されたモデル。
同じく縦線のある「Milleraies」というモデルとの違いはその縦線の幅。Godronの方は幅が広く少しごついイメージですね。
素材は金メッキと銀メッキと、スターリングシルバー、ソリッドゴールドがあります。ソリッドゴールドともなるとお値段はもう……推して知るべし。
あ、更に特等的なのはですね、PARKER75のペン先はぐりっと簡単にひねることができます。
ペン芯とペン先がくっついた形態になっているので、簡単に首軸から外れますし、それでペンが壊れるということも少ないです。
お掃除もしやすく、握りやすいグリップもあるのに、自分の書癖にあった角度に曲げてあげられるのが柔軟なところですね。
さてまぁ、色々とお話をしてまいりましたが、PARKER75は物によっては結構お値段が付けられるものも合ったりしますので、
同じ商品をお持ちの方は是非大事に使ってあげてください!(要らなくなったら当店までお売りください……
っと、今日はこのへんで。