【筆記具手入れ】モンブランのマイスターシュテュック149を、分解してみた!
どうもみなさんこんにちは!
こちら、査定デスクです。
今回はちょっと秘密兵器の紹介を交えて、モンブランのマイスターシュテュックを分解してみようかと思います!
万年筆の分解にはこの器具を!ピストン外しと149
それでは早速やっていきましょう、今回分解されるのは君だ!
マイスターシュテュック149ですねぇ。
このままでも筆記はできます。正直問題はありません。ただ……。
インク窓にねぇ、インクカスが見えている……。
これがなかなかネックだったりします。
まあお客さんだったらコレがあるのとないのとがあって、
性能も変わらないなら、ない方を買いますよね。
ここは案外簡単にお掃除できます。
そのために使うのがこいつだ!
てっててー。ピストン外し~。
コレはピストン外し。
他にも色々呼び方がありますが、わかりやすく筆者はピストン外しと呼んでいます。
秘密はここ、ここの突起2つです。
それで、万年筆のピストン部分にはこういう凹みがあるじゃろ?
この凹みに、
こうじゃ!
で、後はぐいぐいぐいぐい回していくと取れます。最初は反時計回り。
ピストン外しを奥へ奥へと押し込むように回せば反時計になりますからね。
時計回りに回しすぎると軸が割れるので注意です。
それでだんだんこんなふうに抜けてきたら
きゅぽんっ!
よーしよし出てきた出てきた。
結構汚れてますねぇ、白サビもあるし、インクの汚れも付いています。
あとはピストンの抜けた軸に水を流したり、綿棒で奥を掃除したりすれば、このとおり。
バッチリきれいになりましたね!
あとはノッキングブロックと五寸釘、ハンマーがあればペン先も外せます。
五寸釘は買うときにホームセンターの人に頼んで、先端を切ってもらいましょう。
丸めに削ってもらうとより安心です。
ちなみに、別途ペン先外しっていう道具もありますが、こっちはあまりおすすめしません。
なぜって元々塗布してある接着剤をも一回剥がしたり新しいのを付けたりしなきゃいけなかったりで、なかなか大変なんですね……
ですのでこっちはまたの機会に。
ともあれこれで149ちゃんはまたきれいな姿を取り戻しました。
ちなみに、マイスターシュテュック146もこの同じピストン外しで分解できますが、これもまた別の機会に。
それでは、今回はコレまで!
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