【モンブラン 万年筆】montblancの万年筆は高いのか?安いのか?【買取いろいろ】
どうも皆さん、こんにちは!
こちら、査定デスクです。
さてさて、今回は前回の予告通り、万年筆の買取にかんするよもやまを話していきますよ。
さて、いきなり出したmontblancのホワイトスターですが、これはやはり万年筆やブランド筆記具を扱う人間としては憧れの紋章ですよね。
真っ黒なボディとこのアイコンは、伝統と確かな技術を保証する、まさにブランドなわけです。
で、そのmontblanc。当店でも非常にお問い合わせが多いのですが……実は必ずしも高く買い取れない場合がございます。
詳しくは、こちらから!
モンブラン製品の買取価格は、本当にピンキリ。
はい、タイトルの通りです。
「モンブランの製品なんだし、品質は間違いない! 買ったときも高かったんだし、きっと高く売れるはず!」
と、お考えの方は多いかと思うのですが、基本的に間違いではないです。ただ、これだと半分正解半分不正解な部分があります。
というのも。
モンブランの万年筆の買取価格、平均的に見ても確かに高いです。ただ、その買取価格は必ずしも定価を基準に付けられているわけではないのですね。
例えば定価20万円の万年筆があったとします。確かに高い! コンディションも抜群! でもそのモデルが、現在中古品として流通している相場が2万円であれば、どうでしょうか?
確かにお客様の思い出深い商品です。高く買取たい気持ちがある反面……やっぱり、2万円相場の商品は、それ以下の価格しか付けられないのが悲しい現実として立ちはだかるんですね。相場価格によって商品の価格が下げられてしまう場合があるんです。
でもでも、そもそも定価20万円近くの商品が、そんな安い値段で売り買いされているのっておかしくない?
そうです、おかしいんです。でもその理由が主に次の2つだったりするんですね。
理由A:スーパーコピー商品
スーパーコピー商品……って検索しちゃダメですよ?
贋作品だとか、模造品なんて言ったりする場合もあります。
要は、「本物そっくりに作ったバッタモンですよ! だから安いんですよー!」と、
偽物であることを最初っからおおっぴろげにして売っちゃうものですね。
もちろん、日本ではこれは売ったり買ったりするのは犯罪です。
偽物を本物だと言うのはもちろんですし、偽物を偽物だとして売るのもダメ。
じゃあどこがやっているのか~っていうと、これを規制していない場所。
海外諸国が日本語のページを作って売っていたりするんですよね。
でも悲しいかな世の中には、
「品質がちょっと悪くても、見た目が同じで安いんなら買っちゃお~♪」
「どうせ鑑定士が町を歩いているわけじゃないし~♪」
って感じで買っちゃう人がいるんですよね。
スーパーコピー商品は大抵質が悪い一方で、そのくせちょっと見ただけではわからないほど精巧です。
だから人によっては、
「これってコピー品だっけ? 本物だっけ? まあいいや、どうせ買った人もわかんないんだし、本物ってことで出しちゃえ~」
と思って中古品で売ったりしちゃってます。
そうなると、中古業界に出回っているそのブランドの価値が下がっていき、
「偽物掴まされたら嫌だな……」
という気持ちから、お財布の紐が固くなる。
結果として高い本物は売り買いされず、安い価格の偽物がやりとりされ、
本物も仕方なしにそちらの価格に近づいていくしかなくなってしまうのですね。
理由B:「とにかく売っちゃえ!」な人々
これはもっと簡単です。
「なんかよくわかんないけど、親戚のおじさんの持ってた万年筆が出てきた。
五千円くらいにはなるだろ~」
といってオークションに出品、そのまま五千円で落札……ってこともあったりします。
価値のわからないままに安い値段で出してしまうと、どんどんどんどん、同じ商品の価格は値崩れしていってしまうんですよねぇ。
他にも色々、せっかくの本物なのに状態が非常に悪くなってしまったり、
状態が良くてもじつは偽物だったり、パッと見た感じでは平気そうでも、実は中身がボロボロ……なんてことも……。
と、ここで次回は、モンブラン万年筆を高く買取ってもらう為のポイントをお伝えしていこうと思います!