
【買取実績】Waterman / ウォーターマン 万年筆 セレニテ スペシャルエディション 蒔絵 白蛇
皆さん、こんにちは。
こちら、査定デスクです。
今回は過去にお買取したレアな買取商品、Watermanの人気シリーズ「 waterman / ウォーターマン 万年筆 セレニテ スペシャルエディション 蒔絵 白蛇」をご紹介します。
Waterman (ウォーターマン)
Watermanはフランスに拠点を置く万年筆ブランドで、1884年にルイス・エドソン・ウォーターマンが創業しました。
世界で初めて「毛細管現象」を応用したインク機構「スリー・フィッシャー・フィード」システムの万年筆を生み出したことでも知られている歴史あるブランドです。
『優れた技術とデザインを融合させ、持つ人に表現する喜びを与える筆記具を提供すること』を企業理念に、精巧かつ美しい万年筆を130年以上創り出しています。
様々なデザインの万年筆を生み出しており、「宝石のような筆記具」として称されています。
セレニテ スペシャルエディション 蒔絵 白蛇
Watermanのセレニテはかなり珍しい湾曲したボディが特徴の万年筆で、Watermanの中でも高級なシリーズにあたります。
こちらは8年前の記事にてご紹介したセレニテ ブルー。特徴的なカーブはそのまま、リングや胴軸のカラー・意匠が異なります。
独特なボディは筆記時にちょうど持ち手側に曲線が向くように設計されており、字を書く際に絶妙なフィット感を味わうことができます。
この曲線はかつての羽根ペンを思わせるようなカーブで、ペンを寝かせた状態でも高い書き心地を維持できます。
キャップと胴軸の端は平らに設計されており、机の上にペンを縦に置くこともできます。
取り外したキャップを尻軸に取り付けることもでき、その状態でも美しいカーブを保った見た目になるのが特徴です。
尻軸をよく見ると凹みがありますがこれは傷ではありません。尻軸にキャップを装着した際にクリップがフィットするように計算されています。
しかし、この独特な曲線フォルムを実現させた事が原因なのか、セレニテの他のモデルも含め首軸内部にクラックが発生している事例をよく見かけます。
今回お買取した商品にも内部クラックが入っておりました。
現在セレニテは廃盤となっていますが、それはもしかするとこの構造的欠陥が理由だったのかもしれません。
とはいえその特徴的な佇まいに多くのファンを持つセレニテシリーズ、今回買取したスペシャルディション「蒔絵 白蛇」は世界限定60本しか販売されていない非常に貴重な限定品です。
セレニテのボディデザインをベースに、蒔絵のデザインが施されています。
「白蛇」はボディ全体に古くから神の使いとされてきた白蛇が2匹向かい合う姿の模様が入っている美しい万年筆です。
ペン先には「WATERMAN」の文字が刻印されており、尻軸付近には「祥山」の文字が刻印されています。
これは加賀蒔絵の作家、針谷祥山氏のことを意味した刻印です。
インクはカートリッジ・コンバーターの両用式で、Watermanのコンバータを使用することができます。
そんな貴重な万年筆「 waterman / ウォーターマン 万年筆 セレニテ スペシャルエディション 蒔絵 白蛇」を買取させていただきました。ありがとうございました。
(担当:板倉)
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