【買取実績】Oita Made STARDUST/スターダスト 万年筆 紫鉱
皆さん、こんにちは。
こちら、査定デスクです。
今回は過去にお買取したレアな買取商品、「Oita Made STARDUST/スターダスト 万年筆 紫鉱」をご紹介します。
Oita Made STARDUST万年筆
STARDUST万年筆は大分県内に所在する6社以上の複数の企業が、地元企業の活性化を目指して立ち上げた万年筆ブランドです。
商品の企画から設計、加工、組立まで全てを地元企業で支え合って取り組み完成させた万年筆です。
日本の“伝統”と“革新技術”を融合させた万年筆として商品の開発を実施しています。
STARDUST万年筆 “紫鉱”
スターダスト万年筆には“藍”と“紫鉱(しこう)”の2シリーズがありますが、今回買取したのは“紫鉱”です。
ボディはアルミニウム金属でできており、特殊な技術で金属に天然染料をまとわせることで表面の鮮やかな色味を表現しています。
紫鉱”は奈良時代に海外から薬や染料として伝わってきた伝統的な材料です。
あの法隆寺や正倉院等にもこれを染料として用いた織物が多数残っており、正倉院には紫梗(しこう)という名で今も保存されています。
紫鉱染はラック染とも呼ばれ、臙脂色や赤紫色、紫黒色を染めます。
今回の万年筆もそんな伝統的な紫鉱により、美しい鮮やかな赤色に染め上げられています。
この彩色は職人により徹底した管理のもと施すため、1本1本微妙に表情が違うまさに手作りの良さを味わえる万年筆です。
また、ボディー表面にはよくみると細かな模様が入っています。
この模様は伝統工法である槌目(つちめ)加工で職人がひとつひとつ手作業で施している加工です。
この細かな模様は味のある質感を生みだすとともに、光を当てればキラキラと輝いて見える美しいデザインとなります。
万年筆サイズは約155mmと一般的なサイズで日本人の手に馴染みやすいサイズ感です。
ステンレス製細字EFのペン先には独特な発色処理があり赤く輝き、Oita Madeの文字もしっかりとプリントされています。
スターダスト万年筆には万年筆の他に桐箱やペンケースが付属します。
万年筆本体だけでなく、周辺のセット全て大分県の企業が製造しています。
細部まで職人の技術が光り、そしてMade in Oitaにこだわった万年筆として愛されています。
そんな日本の伝統技術と地元愛が溢れる万年筆「Oita Made STARDUST/スターダスト 万年筆 紫鉱」を買取させていただきました。ありがとうございました。
(担当:板倉)