万年筆ってどのくらいで売れるの? 買取業者に売るときの値段を、ざっくり探る方法。
突然ですが・・・
どうもみなさん、こんにちは!
こちら査定デスクです!
モンブラン マイスターシュテュック 149
新品参考定価:102,600円
かの有名な筆記具メーカーモンブラン。もはやその評価は万年筆の王と言っても過言ではなく、数多の羨望の的となる王道モデル。新品で購入するとなれば十万円はするというこの商品を例にして、今こそ皆様に問います。
これ、いくらで買い取られると思います?
送料無料、手数料無料、負担ゼロ円! 弊社を含めて色んな会社さんがそんなことを言っておりますが……
「いやいや、そもそもよ? どんぐらいの金額になるのかわからなけりゃ動く気にならんよ(;´Д`)」
という声もあるのもまた事実。
そういうわけで、ですね、今回は万年筆やボールペンがどのくらいの金額になるのか、その見当をつけるためのテクニックの記事を、お送りしていきます。
御用とお急ぎでなければお立ち会い。
そもそも論として……
ではまず、まず、なんですけども、大前提としてのお話です。
どのくらいの金額になるのか、というのはかなり曖昧な話で基本的に新品価格だけで判断するのはほぼ不可能です
ということは、念頭に置いておいてください。
と、言いますのはですね。
そもそも万年筆やボールペンの中古相場価格っていうのは、新品以上に様々な条件が重なってきます。
もちろん、新品の販売でも同業他社のサービスや相場の状況、売れ行きやシリーズの人気など様々な条件があるのですが、
それ以上に中古品では、傷の具合や付属品の状況。現在の相場や人気、新しい商品の有無や、そのニーズなどなど様々な条件があります。
ですので、ざっくりいくらくらいっていうのは、本当にざっくり、当てにならないくらいにざっくりした見当になってしまうということ、何卒ご承知おきくださいませ。
ま、前置きはそのへんにしておいてですね、じゃあ結局いくらぐらいなのよって話なのですが、これは、新品価格の1/4が一つの目安と言われています。
なぜ1/4なのか
多くの商品でおおよそ1/4程度となるのはなぜなのか。
それはですね、買い取った商品をいくらで売るのかという話につながってきます。
多くの商品は買い取ってそのままではありません。整備なんかを経て、もう一度中古品として売られます。
ではそのときに、いくら位で売れるのかということなんですよ。
もちろん商品の相場やどの商品かにも寄るのですが、だいたい中古品の販売額としては新品の半額程度のラインなんです。
そう、新品の半額くらいで、中古品として売るのであれば、買取額はそれより低くしないとモトが取れないんです。
だから、中古品の販売額の平均が、新品の1/2だとしたら、中古品の買取価格はそのさらに半分の1/4くらいという計算になるのです。
そこで、冒頭の問題に戻ってみましょう
モンブラン マイスターシュテュック 149。新品ですと、1本10万円前後の万年筆です。
これね、買取価格はおおよそですけど、キレイでスタンプ入の保証書がついて、20,000~36,000円程度が目安となってくるんです。
10万円の1/4が2万5千円だから、やはりその前後というあたりになってくるんですねぇ。
最初の質問のときに、だいたい7万円くらい?って想像した方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。さっきの話を聞くと、それって中古品を買うときの相場としてもやや高めっていうのがわかるでしょう?
その上、傷があったり、保証書がなかったり、あっても記載がされていないとなると……お値段はかな~り、安くなるんです。
ただしそこには、もちろん例外も存在します。
例外その1:限定品や廃盤品
まず最初の例外が、限定品や廃盤品。
これらの場合は、もう新しい商品が手に入らないという条件が前提として付随します。
となればですよ、どんどんどんどん、時が経てば経つほど入手は難しくなるのです。
元に、当時は定価2千円だった商品が、販売では数千円。新品同様の価格で買い取られたという事例も多くあります。
もちろん、コレには同時に、「その商品をほしい人が今もなおたくさんいる」という条件付きですが
例外その2:新品価格が安い商品
こんどはですよ、逆に買取価格が1/4以下になる場合。
それが、そもそもの新品価格が安い商品の場合です。
たとえば仮に1000円の商品を、先程の式に当てはめてみましょう。
新品千円の商品は、1/4だとすると250円、中古相場価格が500円。〆て250円の利益。
単純な計算だけだと、コレで終了ですが……ただ世の中にはね、いろんなお金が発生します。
例えば、商品を送るときの送料です。例えば安くて早くて追跡できる、レターパック360で送ったとしましょう。
我々買取業者は、この送料も含めて最終的にプラスになるように買い取らなければいけません。
となるとー…………
ね? 文字通り、赤字というわけ。
それ故に、新品価格が安い商品はさらにさらに買取価格が低くなってしまうんです。
まとめ
ということで、今回のまとめを作らせていただきました。
- 正確な見積もりは様々な条件で変わってくるので一般の方が見分ける方法はほとんどない。
- 基本は新品価格の1/4
- 限定品や廃盤品は高くなる可能性あり
- 逆に安価な商品は1/4よりも更に低くなる可能性あり
- 結局は実際に見積を見てもらったほうが正確なのは間違いない。
と、こんなところですねぇ。そうはいっても、コレはやっぱりざっくり見積なので、外れる可能性が大いにあります。
なので一番なのは、実際に業者さんに見積をとってもらうことですね。 では、今日はここまで!
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