【中古】「どういうわけだか、万年筆が高く買い取られない」そういう方はぜひ読んでください【買取】
どうもみなさん、こんにちは!
こちら査定デスクです!
今回はですね、買取や見積もりでよくある悩み、
「買ったときはこんなにしたのに、こんなに安いなんてー!」
っていう問題について、お話していきたいと思います。
せっかく大金叩いて買った商品なのに、売るときになったらがくーーーーんっと落ちている、それって結構凹みますよね。
そんな「え、嘘?!」「なんで!?」「騙されてる!?」っていう不安がどうして起きてしまうのか、
買い取る側の視点からお答えしていきますよ~。
買ったときの値段は、実は買取額と殆ど関係ない?
「お待たせいたしました! 査定結果出ましたよー!
「お、いくらでした?」
「はい、●●円となります!」
「…………………………………………」
「なにぃ!? この商品は△△円もしたんだぞ!」
「え、あ、はい、新品だと確かに」
「それに、ヤフオクやメルカリじゃもっと高く売られている! ●●円なんてことがあるか! ボッタクリめ! 騙されんぞぉお!」
「え、えーっとぉ……」
こういうやり取りをよく目にします。
まぁ、こんなに激昂する人は少ないですけどね
「え、そんなに安いの!?」って人はいらっしゃるんですよねぇ。
しかし、コレは悲しい行違いが原因。誰も悪くないんです。
どの部分の価格を期待しているかの違いだけなんです。
青い男性は、新品のときの価格を考えていました。その時の価格とはいかなくっても、きっと半分くらいの価格では売れると思ってたんでしょうねぇ。
それはスーツの業者さんもわかっているようでした。新品でいくらで売っているのかは知っているみたいです。
ではこの業者さんはボッタクリの悪徳業者? いいえ、そうではありません。
これは、見ているところの価格が違うだけなんです。
新品価格が参考にならない2つの理由
基本的に新品価格は、中古買取りの参考にはならないんです。
と、言いますのは2つ理由があります。
まず1つ目の理由。
1:「新品」とは、まだ一度も誰の手にも渡っていないもの。
メーカーからの保証が受けられるし、購入して一週間以内ならクーリングオフもできる。
新品を新品たらしめる理由はこの理由がかなり大きな割合を占めるんです。
別にね、傷の有無は大した問題じゃないんです。
新品というのは、一度も人が購入していなくって、メーカーからの保証が受けられる状態にあるからこそ、高い価格で売られているんです。
逆にどんなに状態が良かろうと、一度購入してしまったものは二度とその恩恵を得られない。一度も使っていなかろうと、一度も箱から出したことがなかろうと、購入した時点、製造元がなくなった時点、まあ色々ありますが……ただきれいな中古品ってだけなんです。
ですから、買取りに出した時にはすでに新品としての価値は失われているんです。
これがね、1つ目の理由。
そしてもう1つは……
2:新品価格=商品の価値とは限らない。
よく、「この商品は定価○○円だから、○○円分の価値ってことだ!」という人がいらっしゃるんですが、厳密に言うとこれは正しくないんです。
よく目にするでしょう、「希望小売価格」って。これは、作ったメーカーさんが「コレくらいの価格で売って欲しいです」っていう価格なんですよ。で、これは、メーカーが自由に設定することができるんです。
しかし、一方で中古相場というのは全く違う。どちらかというと『その商品にどれだけ需要があるかどうかで値段が決まる』ということです、な。
例えばです。
全く同じ大きさ、同じ素材、同じ工費で、デザインの違うAとB2つの商品があったとしましょう。
発売当初、Aは不人気で、Bが大人気となりました。
Aは在庫余りまくりだけど、Bはどこにいっても置いていない! そんな状況だとしたら、間違いなくBのほうが高くなるんです。
で、そうやってBのほうが流通して時が移ろい、今度はAのほうが幻の商品として評価されたら今度はAの価値が爆上がりする。
ね? 価値とか価格なんてそんなもんなんです。
商品価値は常に変わるものだから、新品価格はそもそも商品そのものの価値とは無関係なんです。
売りたい価格で、何を利用するかを決めるべし
で、最初の話に戻すと、なんで行き違いが生じてしまったのか。
それはですね、イメージしている価格が違うからなんです。
自分の求めている価格がどの位置にあるのかを知るっていうのは、結構大事なんです。
だって、あなたがレストランを開くとしたら、スーパーから普通の価格で買ったりはしないでしょう?
そんなことしたら赤字ですし、スーパーだって安くはできない。だから大抵のレストランは、食品仕入れ業者さんや、直接農家の人とやり取りをしたりします。足を使ったりメールしたり電話したりと色々してね。
それとおんなじ。
業者さんは中古品の相場価格を見て、それで売ったときに利益になるような金額を出していただけなんですね。
けれどもブルーの男性には中古相場の価格で買い取られるものだと思っていた。
だからこれは、行き違いが原因なのです。
ン~じゃあどっちを使えば良いのかって言うと、買取業者としては私達をご利用くださいっていう気持ちがありますが、
メリット・デメリットを表にしてみました。
ヤフオク、メルカリを使って自分で売るとすると、売れたときの見返りが一番大きいという最大の利点があります。
ただしその一方で、売れるまでに時間がかかったりたくさんの質問に答えたり値下げ交渉したり、商品を送った後にお金が来なかったり、もしくは偽物だって言われてしまう可能性だってあったりして、なかなか大変です。
買取店や質屋利用であれば、そのあたりの面倒事はスパッと解消できますし(各お店毎に色々入力したりはありますが、自分で出品するよりはずっと楽なはず)お値段も自分が強気に交渉できたりします。
ただ、お値段は自分で売ったときよりも安くなっちゃったりと一長一短ではあります。
要はですね、
とにかく時間がかかっても高く売りたいならヤフオクやメルカリ!
すぐに簡単に売りたいのであれば、迷わず買取業者&質屋さん利用!
ってなところなんですねぇ~。
もしお値段が高くならないというのであれば、それは自分で売ったほうがいいのかも?
色んな所にお見積りを出して、見比べてそれでも満足できなければ、一度ご検討ください。
そんなわけで、今日はここまで!
便利なリンクはこちら!
壊れていても、大丈夫! あなたの万年筆を買い取ります!
買取前に相談するならこちら!
その他なんでも、万年筆のことでお問合せはこちらっ!