【万年筆】ペン先を金として換金するのは損!!!【換金】
どうも皆さんこんにちは!
こちら、査定デスクです。
さてさて、今回はですね、
万年筆のペン先を”金”として換金するのはどうなのか
という問題に触れていきたいと思います!
よく聞きますよね、
「万年筆のペン先は金!現在金の価格が高騰中、是非換金してください!」
みたいな。
まあある程度本数があってどれもこれも折れているということならなくはないんですが……
正直なことを言ってしまうと、
ペン先を金として換金すると、損する場合が多い
のですよ。
ではでは、御用とお急ぎでない場合はお立ち会い。
ペン先を金として換金するのはオトクなのか?
はいということで、導入でご案内したように、万年筆のペン先を換金するのはどうなのかという点ですね。
まあ、結論から言いますと、
できないことはないけども、損をするパターンが多い
というところです。
貴金属の買取業者さんっていうのが世の中には存在します。
そういった方々は純金製の製品をお買取して売ったり、金そのものを売り買いしたりするんですね。
メインとなる商材は腕輪とか、腕時計とか、リングとかネックレスとか、いわゆるジュエリー系です。
金歯とか小判っていう変わり種もありますが。
ともあれ世の中に散らばってしまった価値ある金属「金」を様々な形で再利用するのですから、非常に価値あるお仕事だと思います。
※この記事は決して貴金属買取業者さんを中傷する目的ではないですからね!念の為!
で、たまにこういう声を聞いたりします。
「おっ、万年筆のペン先も金だし
買い取ってもらえるんじゃね(゚∀゚)ウヒ」
まぁぶっちゃけ買取できるか否かで言えば買取はできるんです。
ただですね、こういった業者さんの金の相場価格にはこういう文字がついてます。
はいこれ、グラム毎、ですね。
基本的に金とかっていうのは、1グラムいくらっていう世界でお買い取りとなります。
金のネックレスやブレスレットを持っていったときは、それを目の前で計量して、金位を調べて、
「今14金1gあたりの相場は●●円で、この14金ブレスレットは●●gなので、●●円ですねー」
と言ったやり取りになるわけです。
さあここで問題になるのは、万年筆のペン先の重量はどれぐらいなのか。
実際に計測して比べてみた。
というわけで、実際に計測してみました。
比較的ポピュラーな万年筆、カスタム74を引き合いに調べてみましょう。
ペン先抜いて~
計測すると~……0.4g!
1本あたり0.4gですね。この計測器は0.1単位まで表示されるので、実際には0.35~0.4gと見たほうが確実でしょう。
それでカスタム74は14Kペン先なので、14金の1gあたりの値段を見ます。
2021/07/07時点では1gあたり3800円前後
これの3.5割~4割ですから……
カスタム74のペン先は一本あたり1330円~1520円!
カスタム74を万年筆として買い取った場合は少なくとも2000円!
……どうです?
あんまり良いことはないでしょう?
結論:ペン先換金は損な場合が多い
ジャンク品でどこにも取り合ってもらえないものならともかく、
少なくともしっかり書けるものであれば、万年筆買取の専門店に持っていったほうが倍近く高く売れるのです。
それに、多少書けないと思っても専門店に持っていけば
「ん? ああ、これここが詰まってるだけだ。ほら書けた。直った直った(´・ω・`)」
みたいなことがあるわけですからね。
兎にも角にも言いたいことは
直せば使える万年筆をわざわざ壊してペン先だけになんかしないで
万年筆のペン先を金として売りに出そうとしてる皆様、今一度お考え直しくださいませ。
では、今回はここまで!
万年筆を売るなら、万年筆買取ノースペンズへ!
万年筆買取ノースペンズは、万年筆専門の宅配買取店。
何でも買い取るお店よりも、万年筆や高級ボールペンに対する知識・経験に自身があります。
他社で断られたような傷つき、壊れた万年筆こそ、是非当店にお任せください。
修理可能な商品はそこを見越して、なるべくお値段をおつけします。
査定から見積、値段の折り合いがつかなかった場合の返送まで、全て無料でご利用いただけます。
壊れていても、大丈夫! あなたの万年筆を買い取ります!
買取前に相談するならこちら!
その他なんでも、万年筆のことでお問合せはこちらっ!