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【万年筆】ペン先の曲がってしまった万年筆 後編【修理】


みなさんどうもこんにちは! こちら、査定デスクです!

さて、前回までは筆者の万年筆を使って、ペン先が曲がった時の対処法をやってきました。

といっても前回はほとんど洗浄と分解、今回からいよいよペン先へと取り掛かっていきます。

では早速参りましょう。

いざペン先修理!!!

今回使う主な道具はこちら。


スキマゲージと呼ばれる、薄い金属板です。
本来は隙間に挟んで、その隙間の幅を測るものですが、今回はスリットに挟めて使います。

次にこちら。


スケール付ルーペです。
0.1mm単位を測るのに使うルーペです。

最後にこちら。

伝家の宝刀プライヤーです。
金属製のものを使うとペン先が潰れたり傷ついてしまいますので、筆者は樹脂パーツのものを使っています。

あとは時計用のハンマーなんかがあったりするといいのですが、そちらはまた今度。
今回は出来る限り道具は揃えずにやっていきたいのでここまでとします。

とりあえず今回の症状を確認しますと、
・ペン先が横方向に曲がっている。
・ペン先が歪んでしまっている。

これらはそれぞれ次のように対処します。

・ペン先が横方向に曲がっている。
→スキマゲージを挟んで横方向に指で押し曲げる。

まずはこちらからやっていきましょう。

最初にスケール付ルーペで、スリットを測ります。ペン先のツーっと線が入ってる部分ですね。
大体隙間の半分ぐらいがいいですかね。

こんな風にスキマゲージをハサミます。

そうしたらあとは、指でつまんで、ちょっと力を加えては様子を見て、
ちょっと力を加えては様子を見て……

コレの繰り返しです。

ピンセットでペン先をつまみ、熱湯で温度を上げてからまたつまんで直して、
などとやるとさらにいいですね。

ハンマーで少しずつ叩いていくというのももちろんいいのですが、
指よりも力がかかりやすい分、失敗した時のダメージが大きいです。
スキマゲージ挟む意味としては、ペン先を曲げすぎてクロスしないようにするためですね。

あとはなんとなくまっすぐしているかどうかを見る指標だったり。

・ペン先が歪んでしまっている。
→プライヤーの平たい部分でつまんで直す。

こんどはプライヤーを使います。

樹脂製プライヤーのギザギザのついていないプレーンな部分。
コレを使って平たくしていきます。

作業工程としてはさっきと同じ。チョットつまんで様子見て、チョットつまんで様子見て……
歪んでいる方向を直すように曲げたり、潰したりしてみます。

そして最後に!
スキマゲージを挟んだペン先は、どうしても広がってしまいますから、コレもプライヤーを使って少しずつ調整して閉じます。

そうして修理したペン先がこちら!


ん~……、あんまり変わっていないような……
でも、落ちた時の歪みは消えていますね。それなりに平らになりました。

ともあれ書き味を見てみましょう。


ん?

おっ。

お~~~!

スラスラ書けますね!

これはペン先の性能なのか、あるいはケージを挟んだ事によってペン先が広がったのか、
インクフローは良くなっています。

歪んだペン先の持ってしまう、カリカリした書き味もありません。
以前は紙面を引っ掻くような雰囲気があったのですが、そういったものはありませんでした。
こんなに書いても紙破れ無しでした!

さていかがでしたでしょうか?

万年筆はどんなに気をつけていても落ちるときは落ちてしまうもの。
古くて新しいパーツもないような、補償適用外となってしまったのなら、
どうせメーカーに修理に出しても新品と同じくらいの値段になってしまう。

それならいっそ、自分で修理してみるのもいいかもしれませんね。
むしろこういった細々したアイテムは、そういった楽しみがあるってものです!

しかしご注意を、やはり修理というのは慣れの部分もありますから、最初は安く手に入れた万年筆なんかでチャレンジしてみてください!
ヤフオクでは「万年筆 ジャンク品」で調べれば1本100円くらいで手に入ったりもしますので、オススメですよ!

それでは、今回はこれにて。



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